120年以上の歴史を持つ
キリスト教精神に基づく男子学生寮です

理事長ご挨拶

キリスト教学生寮での出会いと交流

同志会理事長 鷲見 良彦(すみ よしひこ)

1974年 東京大学工学部航空学科卒業 通商産業省入省

世界銀行(ワシントン本部)で8年勤務し、東アジア太平洋地域エネルギー局長等を務める。経済産業省大臣官房審議官(貿易・経済協力担当)、APEC事務レベル会合日本政府代表等を経て、

2004-2007年 特命全権大使コスタリカ国駐箚。

2020年7月から現職。

 

 同志会はキリスト教に基づく学生寮です。1902年の創立以来多くの東京大学学生がここで生活し、 互いに交わり、社会に巣立っていきました。同志とはキリスト教精神に基づく同志であり、互いに啓発しあう同志です 。特定の宗派に偏るよることなく、キリスト者(信徒)もそうでない者も等しく受け入れています。2012年からは在京の他大学にも、広く門戸を開いています。

同志会の特色は、内会員(寮生)と外会員(卒寮生)の多様性と豊かな交流です。 日本がますますグローバル化する中、出身国や専攻分野が異なる学生と出会い、寝食を共にし、語らいの機会を持つことは、 若い時の得がたい経験になるでしょう。毎週金曜夜に開かれる祈りと感話の会「金曜会」は、チャプレンや外会員とのユニーク な交わりの機会となっています。
 私自身、同志会で生活した4年間は快適で知的な刺激に満ちたものでした。同志会と毎日曜日に通った近くの教会において、キリスト教に導かれました。その後公務員として多忙な年月を送りましたが、同志会は社会人人生の出発点であり、心のふるさとだったと感じています。一人でも多くの若い皆さまが、同志会を通じて心の糧を得ることを願ってやみません。